ロボット掃除機の比較

エコバックスX8 PRO OMNIとEufy X10 Pro Omniのロボット掃除機比較—水拭きと家具下

X10との二択なら、走行中のモップ洗浄や本体高9.8cmを重視する人はX8。X10は後継C28より明らかに安く、回転モップで足りる場合に選べます。設置余白と手入れも比較します。

DEEBOT X8 PRO OMNI と Eufy X10 Pro Omniの比較

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掃除機がけと水拭きを任せるなら、X8 PRO OMNIとX10 Pro Omniのどちらを選べばよいでしょうか。この2台なら、床を拭きながらモップを洗いたい、または低い家具の下を掃除したい人にはX8。

結論:薄さを重視するならX8、X10はC28との価格差で選ぶ

水拭きの仕組みを重視する人にDEEBOT X8 PRO OMNI

洗いながら拭くローラーと、高さ9.8cmの本体

  • フローリングを広く、こまめに水拭きしたい
  • 低いソファやベッドの下を掃除したい
  • ステーションの指定余白は左右各5cm・前方80cm
回転モップで十分な人にEufy X10 Pro Omni

C28より明らかに安く買える場合に限る

  • 走行中のモップ洗浄を必要としない
  • ステーションでのモップ洗浄で足りる
  • 本体高11.4cmと指定された設置余白を確保できる

2026年10月17日時点の同じ黒色型番の掲載価格では、X8はX10より5割ほど高め。X10と後継C28はほぼ同額です。

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用途と置き場所で絞る4つの質問

  1. 低い家具の下を優先して掃除したいですか?

    はい本体高9.8cmの X8。家具の奥まで高さに余裕があることが前提
    いいえ次の質問へ
  2. X10のステーションに必要な左右各50cm・前方150cmを空けられますか?

    はい次の質問へ
    いいえ左右各5cm・前方80cmを空けられるなら X8
  3. X8の9.8cmの薄さ、40〜75℃のモップ洗浄、洗剤の自動投入のどれかが必要ですか?

    はいその条件を満たす X8
    いいえ次の質問へ
  4. X10が後継C28より明らかに安く、回転モップで足りますか?

    はい価格差があるなら X10
    いいえほぼ同額の現状では、まず C28 を検討

どちらの設置条件も満たせない場合は、設置場所を変えるか別の機種を選びましょう。本体高と同じ隙間を通れる保証はなく、家具下には余裕が必要です。

X10は公式ストアでは販売終了となった旧モデルです。後継のEufy Robot Vacuum Omni C28は2026年2月24日発売。走行中にモップを洗うローラー式で、本体高は約11.1cm、ステーション高は約43.0cmです。X10の約11.4cm、約46.0cmより低くなっています。

ただしC28は、高さ12cm未満の場所には進入しない仕様です。家具下を掃除したい人は、公称の本体高だけで選ばないようにしましょう。

出典:Anker公式製品ページ・C28の発売発表・C28公式製品ページ

主な違い

本体の大きさと、ステーションを置くのに必要な広さを分けて見ます。寸法は幅×奥行き×高さで、X8の公式mm表記はcmに換算しました。

項目 DEEBOT X8 PRO OMNI Eufy X10 Pro Omni
水拭き方式 常時洗浄するローラーモップ 加圧式デュアル回転モップ
本体重量 5.3kg(±0.1kg) 約4.6kg
本体寸法 35.3×35.15×9.8cm 約35.3×32.7×11.4cm
ステーション寸法 35.0×47.7×53.3cm 約36.6×48.0×46.0cm
ステーション周囲の空間 左右各5cm、前方80cm 左右各50cm、前方150cm
清水/汚水タンク容量 4L/4L 3L/2.7L
モップの乾燥 最大63℃の熱風 45℃の温風
公称吸引力 18,000Pa 最大8,000Pa
発売時期 2025年2月 2024年2月

出典:ECOVACS公式仕様・Anker公式仕様・Anker機能説明・ECOVACS発売資料・Anker発売資料

共通点は、自動ゴミ収集とステーションでのモップ洗浄・乾燥です。走行中にもモップを洗うのはX8です。

本体とステーションの高さを分けて比較

X8 PRO OMNIX10 Pro Omni
本体の高さ
9.8cm
11.4cm

家具下を通れる高さの保証値ではありません

ステーションの高さ
53.3cm
46cm

上からタンクを取り出す空間は別に必要です

出典: ECOVACS・Anker日本公式製品ページ。X10は約の付く公称値。

吸引力のPaは各社の公称値です。床の汚れの落ち方は、モップの方式や床の状態も含めて考えましょう。

水拭きの違いは、移動中にモップを洗うかどうか

汚れたモップで拭き続けたくないなら、走行中もローラーを洗うX8が向いています。X8はローラーから汚れた水をかき取り、清水を供給しながら拭き進めます。X10は2枚の回転モップを床に押し付けて拭き、モップの洗浄はステーションで行います。

ダイニングから廊下までフローリングが続く家ほど、走行中も洗う仕組みを使う機会が増えます。壁際ではX8がローラーを伸縮させて近づくのに対し、X10は「エッジモード」で本体を左右に振ってモップを寄せます。

ステーションの機能 X8 X10
モップ洗浄 40〜75℃の温水で洗浄 常温の水で洗浄。温水洗浄には非対応
洗剤の自動投入 あり。専用ユニットに純正洗浄液を補充 なし。浄水タンクへの洗剤投入は禁止

X8の温水洗浄は、ステーションでモップを洗う機能で、床を温水で洗う意味ではありません。X10の45℃は乾燥時の温度です。X10の浄水タンクには常温の水道水または浄水だけを使い、熱湯や洗剤は入れません。床材も水拭きに対応するものが対象です。

出典:ECOVACSの洗浄機能・Ankerの方式・エッジモード

家具下はX8が薄い。ステーションはX10が低い

低い家具の下を優先するならX8がおすすめです。本体の高さはX8が9.8cm、X10が約11.4cmで、公称値の差は1.6cmです。低いソファやベッドの下では、この差が選ぶ基準になります。

測る場所は家具の入口だけでなく、奥の補強材、中央の脚、途中に敷いたラグの上です。掃除したい場所全体に余裕を取り、初回は動きを見守りましょう。

X8の楽天レビューには、椅子が邪魔で机の下を掃除できず、気になるときは追加で清掃させているという声が1件あります。高さに余裕があっても、食べこぼしの多いダイニングでは椅子を動かせるかも見ておきましょう。楽天のX8利用者レビュー

ステーションの高さは逆で、X10の方が低くなります。ただし、X10は説明書で左右各50cm、前方150cmの空間が示され、X8の左右各5cm、前方80cmとは大きく異なります。棚の高さだけで決めず、出入りの空間とタンクを持ち上げる動作まで確認しましょう。X8の設置図、X10の設置図

自動洗浄があっても、給排水と部品清掃は残る

この点は2台とも同じです。ステーションのタンクには人が水を補充し、汚水を捨てます。本体への自動給水は、家庭の水道からの自動給排水とは別です。シンクまでタンクを運びやすい場所に置くと、日々の作業を続けやすくなります。

部品・作業 X8の推奨頻度 X10の推奨頻度
モップの交換 ローラーモップを1〜2か月ごと モップパッドを3〜6か月ごと
主なブラシの清掃 メインブラシは毎週、サイドブラシは2週間ごと 回転ブラシ・サイドブラシとも月1回
ブラシの交換 メインは6〜12か月、サイドは3〜6か月 回転ブラシは6か月、サイドは3〜6か月(摩耗時も交換)
水回りの手入れ 本体のローラー・ウォータートレイ・汚水ボックスは毎週 ステーションの汚水タンクは使用のたび

両機のフィルターは週1回清掃、3〜6か月で交換が目安です。交換周期は使用状況や傷みによって変わりますが、表の目安ではX8の方がモップを買い足す頻度が高くなります。購入費と合わせて、対応ローラーやモップパッドの入手先も見ておきましょう。

本体を持ち上げて手入れする機会が多いなら、約4.6kgのX10のほうが軽くて扱いやすいでしょう。X8は5.3kg(±0.1kg)なので、裏返して作業する場所も先に決めておくと手入れがしやすくなります。

出典:X8の手入れ表・16ページ・X10の手入れ表・15ページ目

ゴミをためる容量は、本体がX8の220mLに対してX10は330mL、ステーションの紙パックは逆にX8が3L、X10が2.5Lです。X8の説明書では、紙パックの交換目安は2〜3か月です。X10は、約2か月間ゴミ捨て不要と案内しています。交換時期は、毛やゴミの量に合わせて調整しましょう。

出典(紙パック容量):ECOVACS発売資料・Anker発売資料

使っている人の声から分かること

2台とも自動化できる作業が多い一方、使う人の声には音や部品の手入れなど、仕様表だけでは見えにくい話があります。

X8:拭き上がりを評価する声と、手入れが大変という声

床の拭き上がりを重視するなら、X8が候補です。価格.comと楽天には、拭いた後の床のさらっとした感触を評価する声があります。ダイニングなど、素足で歩く場所をこまめに拭きたい人に参考になる感想です。

一方、Rentioの利用者レビューには、汚水の臭いや清掃箇所の多さが気になるという指摘もあります。X8を毎日使うなら、ローラー周辺を外して洗う時間も見込んでおきましょう。

出典:価格.comのX8レビュー・楽天のX8レビュー・RentioのX8利用者レビュー

海外のRTINGSによるX8の検証でも、手入れする部品の多さや、部品の着脱に手間がかかる点が指摘されています。部品を外して洗う時間も、毎週の掃除に組み込むとよさそうです。RTINGSの検証

X10:掃除中の音と、ゴミを集める音は分けて考える

寝室の近くにX10を置くなら、ゴミを吸い上げる時間帯は就寝中から外したいところです。価格.com、楽天、個人の使用記録では、集じん時の音に驚いたという趣旨の声が重なっています。

モップ乾燥中の音が続くことは、個人ブログ1件でも指摘されています。在宅勤務や睡眠中の静かさを重視する人は、掃除が終わった後の乾燥時間まで含めて運転時間を決めるとよいでしょう。

出典:価格.comのX10レビュー・楽天のX10レビュー・KeiMaeLaboの使用記録

X10:水拭きを任せても、給排水は日課になる

X10を3か月使った人の記録には、床掃除の負担が減ったという感想とともに、給水や汚水処理の手間が挙がっています。毎日水拭きする家では、掃除後の排水までを日課に組み込める置き場所が便利です。3か月使用した人の記録

両機とも、細いコードは先に片付けたい

充電ケーブルを床に置くことが多い家では、どちらも運転前に細いコードや紐を片付けましょう。X8にはコードや紐を巻き込んだ報告があり、X10の使用記録にも床のコードを引きずった例があります。障害物回避に任せきりにせず、机の下の配線を浮かせておくと使いやすくなります。X8の利用者レビュー、X10の使用記録

買う前に確認したいこと

家具下の通路、ステーションの余白、シンクまでの動線を注文前に測っておきましょう。

わが家で測る・確認する場所

家具下
入口と奥の最も低い部分、中央脚、ラグを含む通路
ステーション
本体寸法に加え、左右・前方の指定空間とタンク取り出しの余白
水拭きする範囲
床材の対応、水拭きしない場所、ラグの毛足や厚さ
水の処理
シンクまでの距離、タンクを運ぶ経路、使用後に排水する時間
手入れ
本体を裏返して部品を外す場所、洗った部品を乾かす場所
消耗品と購入条件
対応モップ・紙パック・フィルター、販売者、保証対象、返品条件

ラグが多い家では、モップの方式より先に使用条件を確認してください。X8の説明書では毛足10mm超のシャギーラグ等、X10の説明書では毛足の長い敷物や厚さ18mm以上の敷物に使用しないよう案内しています。毛足の長さと敷物全体の厚さは別の基準なので、その数字だけで対応力を比べないようにしましょう。出典は設置小節のX8説明書15ページ、X10説明書6ページ目です。

よくある質問

高さ10.5cmの家具下にX10は入れますか?

X10の本体高は約11.4cmなので、高さ10.5cmの家具下を掃除する用途には向きません。入口だけでなく、奥の補強材や床の凹凸も含めて通り道を測ってください。

X10の汚水は、タンクが満杯になるまで残してよいですか?

掃除が終わるたびに捨てましょう。説明書は臭いやカビを防ぐために使用後の排水を案内し、汚水タンクは水で洗って自然乾燥させる手順を示しています。

X10を厚さ2cmのジョイントマットで使えますか?

説明書の使用条件では、厚さ18mm以上の敷物は対象外です。2cmのマットは20mmなので、進入禁止エリアに設定するのが無難です。段差を越えたという体験談と、メーカーの使用条件は分けて考えましょう。

X10の後継モデルはもう出ていますか?

Eufy Robot Vacuum Omni C28が2026年2月24日に発売されています。走行中にモップを洗うローラー式です。本体高は約11.1cmですが、高さ12cm未満には進入しない仕様です。Anker公式製品ページ

X10とC28がほぼ同額の現状ではC28を先に検討し、X8は走行中のローラー洗浄と9.8cmの薄さを生かせる家に向きます。

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